| 1936年(昭和11)(享年三九歳) |
浅原六朗宛書簡(昭11.3.11) 「僕は終ひに全くの孤独となり、一先ず先月からこっちの炳屋に伸吟している。今、僕としての生活の大きな破局に出会ったわけだ、筆では書けぬから、起き直り次第出京、いろいろはなすつもりでいる、そして東京のどこかに下宿でもして、新しい生活に入らなければならないのだ-これらの寂涼と困難とたたかいながら、文学を立て直さなければならなくなった。今月うちには出られないかも知れないが、出たら知らせる、旧友に求めようとする精神的慰撫の欲求がひたすらだ。 病中不備 牧野」 新聞報道 ◎死亡時の新聞報道ファイル |
![]() 墓所は清光寺(小田原市中町1丁目) |
| 牧野信一の死は、2・26事件直後の騒然たる時期の著名作家の自殺として大きく報道され、その死の原因をめぐって、さまざまな憶測が行われました。当時の新聞報道を順次紹介していきます。あなたは彼の死をどうとらえるでしょうか? |