大政 直人

大政 直人(おおまさ なおと)さん

東京芸術大学大学院作曲科修了。
作曲を野田暉行、黛敏郎の各氏に、ヴァイオリンを二村英之氏 に師事。
作品は室内楽、邦楽、合唱と多岐にわたり、また多数のオーケストラ編曲、CD批評、エッセイの著述等も行う。
2005年には須川展也、大谷康子、神谷百子、など9名の演奏家を迎え個展開催(銀座王子ホール)。
この時のライブCD 「LOVE SONGS 大政直人作品展」(JMCC 20207)は
『レコード芸術』誌で特選盤に選定される。
大政 直人さんのオフィシャルサイト http://www.liebe4.com/

『クリスマス・キャロル』の音楽について

クリスマス・キャロルの音楽を担当して欲しい、という依頼を受けた時、私は即座に引き受けさせて 頂きました。それというのも私の2人の娘がまだ小さかった頃「ミッキーのクリスマス・キャロル」というビデオを何回も見ていて、そのストーリーが完璧に頭 に入っていたからです。そしてこの話しが大好きだったものですからこれはもう「私に与えられた運命である!」と勝手に思い込み、作曲を始めました。
しかし ビデオと違ってこれは朗読劇ですから、いたる所に音楽が入って朗読の流れを止めてはいけません。かと言って作曲家としては「う〜ん、なかなか良い音楽だ」 とほめてもらいたい(ほめられて育つ性格のようです)という事で結局はいつも通り苦難の末に生まれたのがこの音楽です。 どうぞヴァイオリンのパフォーマンスをお楽しみ下さい。